Aliexpressの激安商品を紹介していきます。今回はWalramという謎メーカーのM.2(SATA)SSDです。
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Walramとは?
2014年に設立され、深圳にある会社でSSDとRAMを販売しています。Walram公式サイトより引用
かなり新しい会社のようです。実績がなく信頼性はないですね。
値段
購入時かなり安く、クーポンも適用できたので2つで29.16ドルと一つ当たり14.58ドルで購入できました。
SATAですがM.2の512GBが14.58ドルと非常に安いです。購入当時1ドル=133.36円と円安で日本円で1944円でした。
楽天リーベイツを利用すれば1.2%のポイントが付くので実質1920円です。安い!
商品外観
箱に入っておらずプラスチックの外装のみです。3 Year Warranty(3年保証)と書かれていますが真相は不明です。
中には製品と簡易的な商品説明の紙のみ入っていました。
検証
偽装品チェック
H2testwというソフトでチェックしました。
偽装品ではありませんでしたが、終盤の速度が13Mb/sと非常に遅く終わるのにかなりの時間を要しました。
CrystalDiskInfo
少し使用してみた後のデータです。
まず目につくのは初期不良ブロック数244です。この値は初めて見ました。多くて10前後と聞いたことがありますがこの量は異常ですね。
書き換え失敗回数、消去失敗回数も異常な値になっています。
ちなみに温度の値は固定でした。書き込み試験中もケースを触ると熱を感じましたが温度の値は変わりませんでした。
CrystalDiskMark
速度は問題なくSATASSDの速度が出ています。
シールをめくってみる
左にコントローラ、右にNANDチップが4枚付いていますね。DRAMは搭載されていないようです。
USBメモリのように右端下のLEDは書き込み読み込み時に光ります。
コントローラ
YeestorのYS9082HPというチップです。検索してみたところ全く情報がでませんでした。
聞いたことがない会社ですが検索してみたところ、元はSilicon Goという会社で15年以上の歴史があるようです。
この会社のコントローラは中華SSDによく使用されるようです。
NANDチップ
intelの29F1TB2ALCQK1というチップです。検索してみたところ全く情報がでませんでした。それとL以降の文字が前の文字とずれています。
もしかしたら偽装チップなのかもしれません。
先ほどと同様にsg flash id というソフトを用いて調べてみたところintelの144層QLCとの情報が出ましたが真相はわかりません。
まとめ
このSSDはお勧めしません。
512GBながら一つ2000円を切る破格の値段ですが、CrystalDiskInfoの情報の通りいつ故障するかわかりません。3年保証と書いてありますがAliexpressでの購入なので保証もきかないでしょう。
最近はAmazonでKioxiaのSSDがセールやクーポンで1TBのNVMEタイプが8000円で買えます。こちらは国内メーカー、国内製造、5年保証と完璧です。こちらがおすすめです。
一応この商品のリンクを載せておきます。
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